函館市、照明灯のLED化に着手

update 2010/9/28 16:31

 函館市は本年度、照明灯のLED(発光ダイオード)化に初めて着手する。本年度は川原緑道(本通3、延長490b)の照明灯をLEDに切り替える方針で、市土木部は「照度や二酸化炭素(CO2)の削減効果を検証したい」と話している。

 LEDは一般的な蛍光灯に比べて寿命が長い上、消費電力を大幅に抑えられるため、CO2の排出量削減効果が高いとされる。一方では導入費が高額のため、普及が進んでいないのが実態だ。

 市土木部によると、LED化は昨年度新たに創設した、地球温暖化対策基金を活用して実施。中核市には国から一律8780万円の補助金が計上されている。

 川原緑道は歩行者と自転車専用の道路。現在14基の水銀灯が設置されているが、設置から30年以上が経過し、老朽化も著しいことから、今回の更新でLEDに切り替える。ランプの寿命が水銀灯が1万時間に対し、LEDは4万時間と延びる一方、光の届く量が水銀灯と比較して狭いとみて、16基を目安に基数を増やす考え。

 第3回市議会定例会に提出した補正予算に、関係予算1700万円を計上。議決を経て来年2月ごろをめどに設置する方針で、市緑化推進課は「モデル的事業と位置付け、試行的に設置したい。ランニングコストがどの程度減り、照明効果がどれほど期待できるのかを含めて検証したい」と話している。

提供 - 函館新聞社




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