箱館奉行所が完成!? 駅員の手作り模型、五稜郭駅に
update 2010/7/8 14:35
箱館奉行所が29日にオープンするのを前に、JR五稜郭駅(函館市亀田本町)のコンコースに7日、駅員が手作りした奉行所の模型がお目見えした。廃材を利用して半年がかりで仕上げた労作で、17日から夏の運行が始まるSLの模型と並んで利用客の目を引いている。
奉行所のオープンを記念し、多くの人に五稜郭駅を利用してもらおうと、同駅営業指導係の内村宏一さん(57)を中心に全駅員約40人で手分けして今年2月から模型作りに着手。業務で使用した廃材などを利用し、部品や設計図も一から手作りした。
特徴的な屋根瓦は5センチ四方に切った紙ファイルを約6000枚張り合わせ、一枚一枚に独特のカーブを施す精巧さ。戸板の格子や間仕切りも竹ひごを細かく削り分け、約1000本を張り付けた。同駅の高梨潤駅長も「五稜郭駅の宮大工」と内村さんらを称賛する。
全体の大きさは縦50センチ、横35センチ。休日などに少しずつ手掛けた内村さんは「下見して撮った写真から設計図をつくるのに苦労した。駅員みんなの協力があったおかげ」と控えめに完成を喜ぶ。絵の具や木目シールなどは100円ショップでそろえ、総工費は500円程度という。
同駅コンコースにはSL函館大沼号の大小3機の模型も展示している。模型の展示は8月末まで。問い合わせは同駅TEL0138・41・3745。
提供 - 函館新聞社
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