箱館奉行所開館へ盛大に 29−31日の「復活祭」で催し多彩
update 2010/7/2 10:17
国の特別史跡、五稜郭内に復元される箱館奉行所のオープンを記念した「箱館奉行所 復活祭」が、開館日の29日から31日までの3日間、五稜郭公園などで開催される。五稜郭地区の各種団体など官民一体で企画運営を行うイベントで、会期中は五稜郭祭の出演者による殺陣の披露や記念講演会、オープンカフェの設置など多彩な催しが行われ、同奉行所の開館を祝う。
五稜郭地区のまちづくり団体「新都心五稜郭協議会」や同協議会メンバーが立ちあげた「やっぱり五稜郭プロジェクト」、函館市など8団体の主催で実施。同奉行所を核に道南をPRし、多くの市民に親しみ楽しんでもらうことを目的とする。
29日は五稜郭タワーアトリウムで殺陣披露のほか鉄砲隊によるアトラクション、五稜郭公園の一の橋広場では、かつて奉行所で飲まれていたという当時のレシピを基に作った「薬用珈琲」の試飲コーナー、新たに開発した奉行所をモチーフとしたモナカをふるまう。このほか歓迎の祝砲イベントを行う。
30日は市中央図書館で記念講演会や、復元された奉行所を今後のまちづくりに生かす方法などについて、識者らが意見を交わす記念フォーラムを開催する。最終日の31日は有機栽培などでつくった野菜を生産者が販売する直販市「マルシェ」や、同地区の飲食店が自慢の逸品を販売するオープンカフェを設置する。
このほか、行啓通りから同公園に至る道にバナーフラッグを飾り、祝福ムードを盛り上げる。同プロジェクトは「奉行所を見に五稜郭にきてもらい、この地区も同時に楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛けている。問い合わせは同協議会事務局TEL0138-51-4785。
提供 - 函館新聞社
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