館戦争行列 迫力の殺陣
update 2010/5/10 09:21
【厚沢部】第25回館城跡まつり(館観光促進会主催)が9日、厚沢部町の国指定史跡・館城跡公園で開かれた。
会場では、箱館戦争当時に館城周辺で繰り広げられた松前藩兵と旧幕府軍との激戦を再現する「館戦争行列」が披露された。両軍は観客の目前で大砲を撃ち合い、激しい斬り合いを繰り広げた。観客は城跡を行進する勇壮な行列に盛んな声援を送り、往時の激戦に思いをはせていた。
館城は松前藩の新たな居城として1868(明治元)年に完成。国内最後の城郭建築として、現在も発掘調査が続いている。箱館戦争で新政府軍に加わった18代目の藩主徳廣が入城したが、その直後に旧幕府軍の猛攻を受けて落城した。徳廣が城内に滞在したのはわずか10日ほどだったという。
同公園はサクラの名所で知られるが、春先から低温が続き、ようやくつぼみがほころび始めた。大勢の住民や観光客は、ジンギスカンに舌鼓を打ちながら、演歌歌手の近江亜矢さんによる歌謡ショーや、郷土芸能の当路鹿子舞(ししまい)などのイベントを楽しんでいた。
提供 - 函館新聞社
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