市函高生が開港150周年記念し張り絵壁画
市立函館高校(日向稔校長、生徒954人)の全校生徒が、函館開港150周年を記念し、張り絵の巨大壁画を制作した。解体された函館どつくの大型クレーンや市電、函館山など市民になじみのある風景を描いた力作。1日から7日まで、函館市五稜郭町の五稜郭タワーに展示される。
壁画制作は同校の学祭に合わせて生徒会が企画。開港150周年を迎えた現在の街の様子を残そうと絵柄を考えた。下絵を描いた模造紙を25枚に分割し、全24クラスが各1枚、実行委が残りの1枚を担当。生徒らは絵に合わせて細かくした折り紙を張り合わせ、約1週間掛けて完成させた。
作品は、函館山を背景に旧函館区公会堂やハリストス正教会など西部地区の歴史的建造物が多く盛り込まれ、金森倉庫や石川啄木像、五稜郭タワーなど市内の観光地がカラフルに浮かび上がる。大きさはたて6メートル、横7メートル。
2年生の末永和則君(17)は「苦労した分、張り合わせて完成した時は感動した」、3年生の早坂駿一君(17)も「函館の歴史を感じてほしい」と話す。デザインを担当した三浦薫教諭は「思ったより良く出来上がった。多くの人に見てほしい」と喜ぶ。
同校ではタワーでの展示後、作品を掲示する場所を探している。問い合わせは同校TEL0138・52・0099。
提供 - 函館新聞社
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