高田屋嘉兵衛まつり始まる、顕彰・慰霊式典や淡路島特産品フェア
「第34回函館高田屋嘉兵衛まつり」(実行委主催)が25日、函館市内で始まった。初日は同市宝来町の嘉兵衛像の前で顕彰・慰霊式を開く予定だったが、雨のため近くのホテル函館山(元町)で行い、嘉兵衛の古里、兵庫県淡路島の特産品フェアもが行われた。
高田屋嘉兵衛は、1769(明和6)年、現在の同県洲本市で生まれ、96(寛政8)年に「辰悦丸」で来航。99(同11)年に国後島と択捉島間に航路を開いた後、箱館に基地を構え、造船所を建てるなどし、箱館発展の基礎を築いた。慈善や奉仕にも力を入れ、日露間の紛争も円満に解決するなど活躍した
祭りは、嘉兵衛の没後150年に当たる1976年、嘉兵衛の業績をたたえ、北方領土返還運動の機運を高めようと始まった。顕彰・慰霊式典には、嘉兵衛の7代目、高田嘉七さん(77)東京など約60人が参列。称名寺の須藤隆仙住職の読経の中、献花するなどした後、花泉舞衛社中が「高田屋嘉兵衛まつり音頭」などの舞踊を奉納、谷地頭保育園ちびっこ太鼓の太鼓奉納が行われた。
26日は嘉兵衛像前で北方領土返還署名運動、同市末広町のアクロス十字街で北方領土関係写真パネル展が行われる。また、最終日の8月1日は午後3時半から、嘉兵衛像前から西波止場までパレードが行われる予定。
提供 - 函館新聞社
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