函館市の観光ポスター決まる
函館市は15日、2009年度版観光ポスターを発表した。函館市出身で、横浜市在住のデザイナー加藤朋子さん(34)が製作したポスターを採用した。イラストと函館山からの夜景写真が融合しており、五稜郭タワーやクリスマスファンタジーの巨大ツリー、イカなど函館の観光スポットや名物が1枚に凝縮されている。通年版と冬季版の計1万1000枚を製作し、市内や首都圏、関西圏の公共施設や観光施設などに配布する。
今回初めて作品を公募して選定し、市内外から個人、企業合わせて13組の応募があった。市の幹部や観光関係者らによる審査を行った結果、加藤さんの出品作が選ばれた。審査に当たった市観光コンベンション部の鈴木敏博部長は「ざん新な発想で函館のイメージを表している。印象残った作品だった」と述べた。加藤さんは高校を卒業するまで函館に住んでおり「生まれ育った函館を思い起こしながら作りました」と話す。
通年版の作品タイトルは「きらめきがあふれる街、函館。」、冬季版は「かがやきに出会える冬、はこだて。」。それぞれモチーフが異なるが、どちらもイラストの輪郭をくり抜いた部分に夜景が重なり、特に巨大ツリーの部分では夜景の光をイルミネーションに見立てている。加藤さんは「(夜景が)見え隠れすることによって見る人の想像力をかき立てたいと思った。街の奥行きも強調した。多くの人の目に触れ、函館に行きたいと思っていただければ」と話している。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。