函館駅で連絡船しのぶ…開港150周年100日前イベント
函館開港150周年を迎える7月1日のちょうど100日前に当たる23日、JR函館駅(若松町)で青函連絡船をしのぶ記念イベントが開かれた。特急列車の出発時に、元乗組員が往時の連絡船の出港を告げたドラを打ち鳴らす演出があり、函館の玄関口に懐かしいかねの音が響き渡った。
記念事業を広くPRしようと、JR北海道函館支社が開港記念日(7月1日)の150日前に続いて企画。イベントの開催月日にちなみ、午後3時23分発の特急「北斗15号」が出発する同駅ホームで行われ、連絡船のファンらも大勢詰め掛けた。
直径約40センチの銅製のドラをたたいたのは、函館市在住の青函連絡船の元船客長、森栄蔵さん(80)。当時の制服を着た森さんは出発5分前と出発直前の計2回、先頭車両付近でドラの音をとどろかせ「昔の光景がよみがえる思い」と感慨深げに語った。
この日は同特急の出発時刻に摩周丸の汽笛も鳴らしたほか、ホームでは乗客ら150人に連絡船をかたどったクッキーが配られた。同駅の松原光雄駅長は「150周年は函館の『第2の開港』と位置付け、北海道の玄関口である函館駅からも記念事業を盛り上げたい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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