旧英国領事館が改装オープン
函館市が改装整備を進めていた旧イギリス領事館(同市元町33)が1日、オープンした。外国船でにぎわう往時の函館を知り、国際色豊かな味わいある町として発展してきた開港の歴史をたどることができる。
現在の建物は1913年から34年まで実際に領事館として使用し、92年からは開港記念館として改装し、一般開放された。近年、入館者の落ち込みが続いていたことから、開港150周年記念の一環として、港とともに発展した函館の歴史を紹介する施設として、展示物の刷新を図った。
オープンセレモニーには、市内の観光関係者ら約50人が出席。西尾正範市長や阿部善一市議会議長、同館内に事務局を持つ函館国際観光コンベンション協会の沼崎弥太郎会長らがテープカットした。西尾市長は「イギリス領事館は函館開港の歴史を紹介する観光の大事な資源。実際に触って楽しむことができる施設になった」とあいさつした。
この日は、無料開放されたこともあり、大勢の市民や観光客らが訪れ、新たに公開された領事の執務室内や開港当初のにぎわいを伝える床一面の「箱館真景」などを楽しんでいた。
入館料は一般300円、学生以下150円。問い合わせはTEL0138・27・8159。
提供 - 函館新聞社
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