「ふっくりんこ」でシュークリーム…大妻高

 函館大妻高校(外山茂樹校長、生徒475人)食物健康科の1年生37人が31日、函館市柳町の同校で道南産米「ふっくりんこ」の米粉を使った創作シュークリーム作りに挑戦した。和風カスタードクリームやクリームチーズ入りなど趣向を凝らした10種類余りが完成。今後、JA新はこだてが協力して函館や北斗の菓子店での商品化を目指す。

 同校は食育の一環として生徒がふっくりんこの田植えや収穫、脱穀作業を体験。昨年12月、生産者に感謝の気持ちを表そうと関係者を招いた創作料理発表会を初めて行った。出品料理の中でも小麦粉の代わりに米粉を使ったシュークリームは好評で、同JAの田山光幸米穀課長が同校に商品化の計画を持ち掛けた。

 17日には全員で基本の作り方を学び、この日はその後グループ別に考えたオリジナルレシピの試作会となった。 生徒は8班に分かれ、作業を分担しながら楽しげに調理していた。約2時間後、イチゴムースやチョコアイスを挟んだものなど工夫を凝らした試作品が出来上がった。

 ゴマやきなこ味のカスタードクリーム入りを作った斉藤美緒さん(16)は「米粉なので和風にした。サクサクした皮とよく合う」とし、抹茶生クリームと粒あんなどを入れた佐藤美佳さん(16)は「初めてで予想より膨らまなかった。今度はしっかり作りたい」と話していた。

 完成後、試食した田山課長は「米粉を100%使い、地元の女子高生がアイデアを出した点が大事。調理を学ぶ学生としてもレシピが採用されれば自信につながる」と説明。商品化に向けて関係者と交渉を続ける考えだ。

update 2009/2/1 13:47
提供 - 函館新聞社


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