ハートランドフェリー、江差―奥尻便 年間48便減便

 【江差・奥尻】燃油価格の高騰を受け、奥尻航路を運航するハートランドフェリー(札幌、蔦井孝典社長)は主要航路である江差―奥尻航路の減便を決め、25日までに道運輸局から事業計画変更の認可を受けた。これまで1日2往復を運行していた12月1日―28日、4月1日―20日は1日1往復便に削減する。せたな―奥尻航路は減便しない。燃料消費量の削減に向けてフェリーの速度を落とす省エネ運航も実施し、江差・せなた両航路で所要時間が10分ずつ増える。

 江差―奥尻航路の減便は10年ぶり。減便について同社の嶋野貞二江差支店長は「輸送量減少などの動向を踏まえて減便期間を拡大した。航路運航の継続に向けて、燃油価格高騰などの情勢を理解してもらいたい」としている。

 新ダイヤは4月1日―20日、12月1日―28日までの期間を1往復便に削減する。同社はこれまで江差・せたな両航路で年間計927便を運航していたが、ダイヤ改正による減便数は計48便。全運航便数の4・9%に当たる。江差―奥尻便だけでみると年間657便から609便(7・3%減)となる。

 減速運航ではエンジン出力を落として消費燃料の削減を図るという。所要時間は10分ずつ増え、江差―奥尻間が2時間20分、奥尻―江差は2時間25分、せたな航路は1時間45分となる。

 また、奥尻町やひやま漁協などの要望に応じて、来年10月1日から11月30日までの期間中は、島外へのスルメイカの輸送時間に合わせ、初便を奥尻始発に変更するという。従来は江差発が午前7時、午後1時、奥尻発が午前9時45分、午後3時45分だったが、新ダイヤでは奥尻発午前8時15分、午後1時55分、江差発が午前11時、午後4時50分の体制となる。ダイヤに関する問い合わせは同支店TEL0139・52・1066へ。

update 2008/10/26 13:34
提供 - 函館新聞社


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