野外劇20周年記念事業発表/土方の末えいなど出演
update 2007/5/24 13:11
NPO法人(特定非営利活動法人)市民創作「函館野外劇」の会(フィリップ・グロード理事長)は23日、創立20周年記念事業を発表した。7月6日から開かれる公演には、東京在往で土方歳三の兄の6代目にあたる土方愛(めぐみ)さんなど、登場人物の末えいなどがゲスト出演するほか、フランス最大の野外劇「ル・ピディフ野外劇」と相互に訪問団を派遣し交流を深める。
劇の登場人物ゆかりの人が出演するのは初めて。ゲスト出演は土方さんのほか、高田屋嘉兵衛の8代目、高田嘉七さん(東京)、榎本武揚の4代目、榎本隆充さん(同)、日本で初めて西洋帆船を作った続豊治の8代目、続雄人さん(札幌)。このほか、石川啄木の出身地、岩手県渋民村(現盛岡市)から盛岡市商工観光部ブランド推進室長の坂田裕一さんの計5人。それれぞれ期間中、1回だけ出演する。榎本さん、坂田さんにはそれぞれ当人の役を演じてもらい、土方さんは新選組の隊員の予定。
出演を交渉したところ、全員が快諾したという。同会の輪島幸雄理事長代行は「東京、札幌、盛岡と幅広い地域から集まってもらうことで、それぞれの地域で函館野外劇のPRにつながる」と話している。
ル・ピディフ野外劇への訪問は6月7日、輪島さんを団長とし13人が参加。ル・ピディフ側は7人が7月31日に函館入りし、8月4、5日の公演を観劇する。来函は5年ぶり。輪島さんは「4年前にリニューアルしてから初めて観劇してもらう。内容に驚くでしょう」と自信をみせる。
函館とル・ビディフの両野外劇は、1988年に姉妹提携を結び、相互交流を続けている。函館側は2004年7月以来の訪問。今回は野外劇を観劇し、野外劇のテーマパークを訪問する予定。
ことしの函館野外劇公演は、7月6日から8月5日までの10日間。7月は金、土で8月は土、日に開かれる。
提供 - 函館新聞社
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