祝祷祭、野外劇の安全と成功を祈る

update 2007/5/13 14:42

 今年で20周年を迎える市民創作「函館野外劇」のステージ設営を前に、祝祷(しゅくとう)祭が12日、函館市内の五稜郭公園内で行われた。関係者ら約50人が出席し、工事の安全とともに大きな節目の公演成功を祈った。

 公演を主催する市民創作「函館野外劇」の会(フィリップ・グロード理事長)の役員やスタッフ、工事関係者らが出席し、ステージの設営予定で行われた。祭服を着たグロード理事長は「子どもから大人まで分け隔てしない人間が集まり、歴史の良さを伝える、ほかにはない祭り。さらに20年、まだまだ続きます」とあいさつ。「(野外劇のある母国の)フランスもうらやましがっています。楽しみながら事故のないように進むことを祈ります」と聖書を朗読、賛美歌などを歌い、成功を祈った。

 同会は21日から水舞台の資材の搬入を開始する。6月9日までに完成させ、舞台でのけいこを始める予定だ。主要キャストは現在、発声練習や台本読みの猛特訓中。初めて土方歳三役を務める佐藤昭洋さん(34)は「せりふより、アクションが多い役。舞台が完成すれば、立ち回りも覚えることになる。気持ちが引き締まります」と話していた。

 今年は7月6日から8月5日までの毎週金・土曜の全10日(8月だけ土・日曜の4、5両日開催)。同会事務局は「出演者や裏方スタッフも随時募集中。多くの人に参加してもらいたい」と呼び掛けている。問い合わせは同会TEL0138・56・8601。

提供 - 函館新聞社



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