五稜郭など巡る新ツアーを企画…KKRと函大
update 2007/4/24 10:36
大量退職が懸念されるいわゆる「2007年問題」を前に、国家公務員の共済組合連合会で保養施設などを運営する「KKRはこだて湯の川保養所」と函館大学(小笠原愈長)は、新たなツアーを企画した。同大講師の井上能孝さんが案内人を務め、2泊3日の日程で五稜郭跡や松前町などを巡る。
歴史的背景を学びながら名所を訪れたいという全国のKKR組合員の声と、大学資源を活用した新たな取り組みを模索する函館大の思いが合致。両者で意見を出し合い、秋の本格実施を前に23日、少人数によるツアーを試験的にスタートさせた。
道内外から60歳以上の9人が参加し、約1時間半の講座で開幕。函館大学を会場に井上さんが五稜郭の築造経緯や現在までの移り変わりを紹介。積み上げた土塁が寒さで崩れ、函館山の石で石垣を造ったこと、予算不足のため半月堡(星型から外へ出ている個所)の建設が一つだけだったことなどエピソードを交えながら分かりやすく説明した。
講座後、参加者からは「松前と幕府の脱走軍との関係は」などと活発に質問が寄せられた。井上さんが旧幕府脱走軍のルートなどを説明すると会場は大いに盛り上がった。この後、井上さんも加わり五稜郭跡に向かった。24日は松前を巡る。
KKRはこだての北田博支配人は「団塊の世代は勉強熱心な人が多い。今後、春、秋の年2回ずつ実施していければ」と秋の本格実施へ向け、期待を寄せる。
提供 - 函館新聞社
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