21日に初のマグロサミット…津軽海峡魚場

update 2008/6/10 11:11

 津軽海峡で獲れるマグロについて語り、その魅力を全国へ発信する「つがる海峡マグロサミット」(実行委主催)が21日午後2時から、函館市港町3の東日本フェリーターミナルで開かれる。津軽海峡を漁場にする函館市戸井地区、松前町、福島町、青森県の大間町と外ヶ浜町の漁業従事者や飲食店業者、マグロの仲買人らが集い、「日本一の高級マグロ産地を目指して」をスローガンに意見を交わす。初めての開催で、7月からの本格的なマグロ漁を前に地域間で情報を密にして特産のさらなる知名度向上に努める。

 津軽海峡を拠点に人や物資などの交流で地域活性化を図る「『な』と『わ』で育む海峡交流プロジェクト」が企画。同プロジェクトは、亀田半島、松前半島、下北半島、津軽半島の漁業関係者や行政職員らで構成している。「『な』と『わ』」とは津軽の方言で、「『あなた』と『わたし』」の意味。

 当日のプログラム1部は、商品のブランド化への活動内容を紹介。品質管理の徹底や漁場での努力や苦労話などの体験談を披露する。

 2部は、国内各地から選りすぐりの海産物が集まる東京の築地市場関係者が加わってのパネルディスカッション。前田一男松前町長がコーディネーターを務め、津軽海峡産のマグロの評価や課題、地元住民の消費拡大などに焦点を当て、今後の津軽海峡産のマグロの展望を探る。

 開場は午後1時半。入場は無料で、来場者の中から抽選で「津軽海峡産マグロ切り身(500グラム)」が20人に、「東日本フェリーの高速フェリー ナッチャン『Rera(レラ)』とナッチャン『World』で使えるペア乗船券が2人に当たる。

 前田町長は「縄文文化など、津軽海峡を挟んで古くから交流のあった歴史事実を踏まえ、現代における地域間の連携と交流の強化に弾みをつけるチャンスにしたい。津軽海峡のマグロのおいしさはもちろん、刺し身などで食卓に並ぶ一連の過程を『交流』というキーワードで多くの人にその魅力を伝えたい」と話している。

 問い合わせは実行委(松前町役場産業振興課内)TEL0139・42・2275。

提供 - 函館新聞社



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