五稜星の夢スタート、電灯2000個 幻想的に

update 2007/12/2 16:23

 五稜郭公園では、国の特別史跡・五稜郭跡を光で彩るイベント「五稜星の夢(ほしのゆめ)」(実行委主催)が始まった。五稜郭タワーの展望台からは、巨大な星を眺めることができ、来場客は幻想的な風景に感嘆の声を上げていた。

 このイベントは、市民のボランティア約30人でつくる実行委(宮下俊雄実行委員長)が1989年から毎年企画。堀の内周約1・8キロにわたって約2000個の電球を取り付け、点灯することで五稜郭の星形を浮かび上がらせる。

 この日は午後5時になると同時に電球がともされ、花火が打ち上げられた。この“星と花”の共演に、同タワーに詰め掛けた市民や観光客からは歓声が起こった。東京から観光で来た瓜生靖典さん(26)は「初めて見たが、とてもきれいで感動した」と喜んでいた。

 点灯時間は来年2月末までの午後5時―同10時。実行委は「雪が積もると、さらに光が映えて見えるはず。ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛けている。

提供 - 函館新聞社



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