緩やかに持ち直し…12月の道南 日銀函館支店金融経済動向

update 2007/2/7 12:15

 日本銀行函館支店(服部誠弘支店長)がまとめた昨年12月の道南地方における金融経済動向によると、管内は公共投資が減少しているものの、個人消費の一部や住宅を含む民間建設投資に明るい動きが見られ、同支店は5カ月連続で「緩やかに持ち直している」とした。

 公共投資は、渡島・桧山管内の公共工事請負額が前年同月比8・5%減の26億4200万円と、2カ月ぶりにマイナスに転化。本年度累計(4―12月)でも、728億1000万円と前年同期を14・0%下回っている。

 個人消費は、小売店(主要10社)の売上高が、暖冬による少雪の影響からか、衣料品や身の回り品が不振。食料品は引き続き好調で、大型テレビやゲーム関連商品などの家電販売も堅調に推移している。

 設備投資は、単月で棟数こそ同14・3%減の12棟だったものの、非住宅着工の床面積では前年同月の7・3倍に当たる9035平方メートルと大幅に増加。函館市内で商業施設や医療・福祉施設などの新築・増築が目立ち、本年度累計では、棟数が前年同期比1%増の203棟、床面積が同51・5%増の15万1000平方メートルとなっている。

 新設住宅着工(同市内のみ)は、持ち家が前年同月を下回る一方、貸し家や分譲が前年同月を上回り、全体では前年同月比7・5%増の129戸だった。

 観光は、五稜郭タワーが同63・5%増の5万4100人と10カ月連続のプラス。しかし、函館山ロープウェイが同11・8%減の14万7400人と2カ月ぶりに前年割れとなったほか、ホテル(主要17社)の宿泊客数が同11・1%減の11万9000人、函館空港の乗降客数が同6・0%減の14万4700人にとどまっている。

提供 - 函館新聞社



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