野外劇の撤収作業本格化

update 2006/8/13 16:02

　市民創作「函館野外劇」の会（フィリップ・グロード理事長）は１２日、５日に閉幕した野外劇の舞台となった、函館市内の五稜公園にある水舞台などの撤去作業を本格的に始めた。２０日までに完了させる予定。

　撤去されるのは、水舞台や観客席の骨組みのほか、裏手のキャスト村など。舞台側にある背景などの大道具は、１１日から作業が行われ、鉄骨の足場もほぼ取り払われた。１３日には元通りになる。

　キャスト村では、衣装部のメンバー約２０人が総出で作業。約３０００着を使用・未使用に振り分け、未使用の衣装を虫干しに。雨で汚れた衣装などは、「旭ケ岡の家」など３カ所で洗濯してもらうほか、メンバーが自宅に持ち帰るなどしてことしの汚れを洗い落とす。

　スタッフではないが、撤去作業に１２日、ボランティアで参加した吉田茜さん（函館五稜中２年）と堀川真紀子さん（同）は「出演も片付けも楽しい。来年のためにもきちんと整とんしたい」と話していた。

　作業は１９、２０両日も行われ、器材はそれぞれの保管場所に移される。

提供 - 函館新聞社

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