野外劇閉幕、総入場者昨年上回る
update 2006/8/6 14:30
第19回市民創作・函館野外劇「星の城、明日に輝け」(NPO法人市民創作「函館野外劇」の会主催)は5日夜、函館市内の五稜郭公園内に設けた特設ステージで最終日の上演を行い、全日程の公演を終えた。フィナーレでは、出演者と観客がかざしたペンライトの明かりが揺れる中、函館の歴史絵巻をひも解く舞台は、感動のうちに幕を閉じた。
午後7時半にスタートした最終公演には、1637人が来場。箱館戦争の迫力ある殺陣シーンや一糸乱れぬYOSAKOIソーラン踊りが次々と繰り広げられた。
フィナーレでは、テーマ曲「星のまちHAKODATE」に合わせながら出演者と観客が一緒にペンライトを振り、終幕を惜しんだ。打ち上げられた大輪の花火に歓声が上がり、大きな拍手と声援が鳴り響いた。
開幕後の総入場者は延べ1万308人で、全10回の公演で1万人の大台を突破したのは2003年のリニューアル後、初めて。04年(全11回)の1万103人や昨年(全9回、雨天中止1回)の9140人を上回る水準で、関係者は胸をなで下ろしている。
ことしは7月7日に開幕。前半6公演のうち、初日と21、22日が悪天候に見舞われた。入場者が1000人を突破したのは14日のみと客足が伸びずに苦戦。しかし、7月末からの天候の回復と学校の夏休みが始まり、入場者は増加傾向に。28日には全1700席を超える、今季最多の1733人を記録。終演の5日まで1000人台の来場が続いた。
輪島幸雄理事長代行は「大幅な伸びは天候回復のおかげだが、ことしは団体客が毎回来場し、雨天中止にしなかったことも大きい。雨に打たれながらの演技に満足した来場者も多かった」と話す。地元客からも好評で「昨年よりレベルアップしているとの声をいただいた」と、振り付けなどの見直しに手応えを感じていた。
提供 - 函館新聞社
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