ユニークショップつしまに第三者破産宣告/債権者から申し立て
update 2005/6/4 10:30
元食品スーパー業で店舗不動産賃貸業のユニークショップつしま(函館市美原3、資本金1億7600万円、対馬孝一社長)が、債権者から第三者破産を申し立てられ、財産の保全処分を受けていたことが3日、分かった。近く函館地裁の認定を受け、倒産が決まる見込み。東京商工リサーチ函館支店によると、負債総額は推定で約53億円。「つしま」の各店舗はすでに営業譲渡されていて、影響はない。
同社は食品小売店として1926年に創業。76年に株式会社化し、多店舗展開を打ち出した。ピークの99年2月期は売上高259億1300万円を計上し、道南や苫小牧にスーパー24店舗を展開。
しかし、同業者との競合などで販売不振に陥り、2003年12月、道内スーパー大手のラルズ(札幌)の持ち株会社、アークスにスーパーマーケット事業の営業権を譲渡した。
その後、自社で所有していた店舗不動産の賃貸業に移行。しかし、店舗の設備投資による債務返済が負担となっていた。営業中の18店舗のうち、およそ半分の不動産をつしまが所有している。
スーパー「ユニークショップつしま」を経営するアークスの子会社、道南ラルズ(同市昭和3、横山清社長)は、「つしま」と経営面で既に関係はないが、困惑を隠せない。
店舗譲渡後の昨年9月から、函館市内の数店舗で「ラルズマート」へ名称を変更。ただ改修費の問題もあり、現在でも店名が「ユニークショップつしま」のままの店舗も多いからだ。。
道南ラルズは「既に経営の譲渡を受けており、店舗経営に変わりはない。今後は顧客に誤解のないよう、看板改修など名称の変更を順次予定したい」としている。
提供 - 函館新聞社
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